真綿のメリットについて　其の３

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こんばんは、真綿のメリットに関しては今回で最終回にします。

 

 

 

難燃性

真綿って、実は燃えにくいんです。

もちろん、熱を加えると変色するし、製品としては劣化します。

燃えにくいと言っても、他の繊維と比べてですが、

例えば火事のとき、合成繊維布団などであれば200度を超えると有毒ガスが出て燃え始めるといわれています。

しかし、真綿はガスも出ず、300～400度までは燃えません。

 

だから、万が一、火事の時は、真綿布団をかぶって。。。

まあ、ちょっと、そんな有事に備えて選ぶ人はいないでしょうが、これも1つのメリットですね！

 

 

 

細菌が繁殖しにくい

 

一般的に真綿布団を紹介する際に抗菌作用とよく謳われていますが、実際のところ学術的な裏付けはありません。

ただ、真綿の特徴として非常に高い通気性と、放湿性、通気性、そして後述する静電気の起きにくさがあります。

ホコリを寄せ付けない、湿気を放出し、新しい空気に入れ替える。というプロセスは、雑菌が繁殖するのを防いでくれます。

 

なーんだ、と思った方。実は、このプロセスが雑菌繁殖の予防において最も重要なのです。

どれだけ薬品を使って抗菌処理をしたとしても、湿気が溜まり、ホコリなどが溜まると、雑菌は繁殖します。

 

また、抗菌処理というのは薬品を使うので、買った時点が効果のピーク。

その点、真綿はきちんと手入れさえしておけば、しっかりと効果を発揮してくれます。

 

 

 

静電気が起きにくい

真綿は自然界で最も長い繊維と言われます。1つの繭から採れる糸の長さは、何と1500m！

長いですね。

蚕が繭を作るとき、3日間ほど糸を吐き続けます。吐き続けて1500ｍもの長さになります。すごい。

 

で、ご存じのとおり真綿（シルク）って素材がツルツルしていますね。

摩擦係数と言いますが、シルクはこれが非常に低い。

そして短繊維でなく、超長繊維であるために更に静電気が溜まりにくい構造なのです。

 

だから、真綿自体からホコリが出ることはほとんどないし、静電気は発生しにくいので外部のホコリも寄せ付けにくい。

 

以上の事から、天然素材で、ホコリが出にくい、雑菌が繁殖しにくいという優れた面が

ハウスダストに弱い方、肌が敏感、喘息持ちの方、、、

様々な疾患をお持ちの方々にも長く愛されているのですね。

 

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脱臭作用

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最後になりますが、脱臭作用です。

汗などに含まれるアンモニアというのは布団の嫌な臭いの原因になります。

真綿（シルク）の素材フィブロインとセリシンにはアンモニア等の脱臭作用

またホルムアルデヒドなどの有害物質除去効果があるため、

嫌な臭いに悩まされることなく眠ることができます。

ただ、この点もお手入れをしないと。。。

 

試したことはありません。臭くなるとは聞いたことはありませんが、やはりお手入れは大事でしょう。

 

 

というわけで、3回に分けて真綿のメリットを書いてきましたが、

次回からは、デメリットやお手入れの方法を書いていきたいと思います。