真綿のメリットについて 其の2
真綿のメリットについて 其の2
こんにちは、今回も真綿のメリット前回に続きます。
・軽い
・フィット性が良い
・保温効果がある
・保湿・放湿効果がある
・通気性が良い
軽い
真綿は、何といっても軽いのが特徴です。実際に初めて真綿布団を見た人は驚くと思います。薄い!
正直大丈夫なのかな?って思うくらい薄いです。そして軽い。
その他素材の布団と同じ充填量の真綿布団を並べて比べると、明らかに真綿布団の方が薄いのがわかります。見るだけだとなんだか不安にもなります。
でも大丈夫。すごく暖かいです。
ただ、実際には軽いんですが、この軽さも人によって感じ方が違います。
真綿の軽さについて、逆に「重いような気がする」と感じる人もいるようです。
実際に私もそのタイプでした。実際には軽いんだけど、なんだか少し重い気がする。
これは私の体感ですが、布団が身体にキレイに密着するのでそのように感じるようです。使っていると全然気にならなくなります。
フィット性が良い
ドレープ性といわれるものです。真綿の繊維はとてもしなやかなので、
布団を掛けた時に全身にフィットするように包んでくれます。これが真綿布団ファンの心を掴んで離さない大きな要因です。
真綿のフィット感は、身体を柔らかく包まれて眠るという安心感・幸福感があります。これは私自身も色々な布団を試しましたが、他の素材では感じることができない感覚だと断言できます。
他の素材から真綿に変更された方の多くが「よく眠れるようになった」「朝寝坊しそうになることが増えた」と感じるとのことですが、大きな理由として、この真綿のドレープ性によるものだと思います。
また、寒い冬に、布団の隙間からス―っと冷たい空気が入ることもほとんどありません。この性能は真綿の特権ですね。
保温効果がある
真綿には高い保温効果があります。真綿は細い糸がミルフィーユ状に重なったものなので、実際にはとても小さな隙間があり、その隙間にたくさんの空気を含むことができます。寝ている人の身体から発生した熱が、真綿の隙間にある空気を温めてこの熱を外に逃がさないので朝まで暖かく、ぐっすりと眠れます。
また、ある程度放熱もしてくれるので、適度な温度(34度前後)を保ってくれるので、暑くなり過ぎない。
ちなみに、寝床内気象という人が布団で寝る際の快適さの指標があり、一般的に最も快適な値は、温度32度~34度、湿度50%と言われています。
保湿・放湿効果がある 通気性が良い
先ほどの寝床内気象に関して、真綿は布団の素材としてトップクラスに優秀で、
湿度に関しても、人が寝ている間はたくさんの水分を放出します。一晩に50ccほどとよく言われますね。
この水分を布団にため込むと当然、布団内がジメジメします。放質性が悪いと次の日も、その次の日も布団に湿気が残ったままで、
ずっとジメジメするし、細菌やカビだって繁殖しやすい環境になります。
考えるだけで気持ちは良くないですよね。
この点も、真綿は重ねたミルフィーユ状と繊維の特性によって適度に湿度を保ちながら、必要以上の湿気は通気性によって放出してくれます。
そのため、例えば湿気の多い梅雨の時期でも寝ていて寝苦しいとか、ジメジメすると感じることがありません。
ただ、この真綿の保湿性能は、保管する際の注意点にもなります。
ここに関しては、メンテナンスや、デメリットで改めて述べようと思います。
それでは、また次回に続きます。